ビジネス感覚を研ぎ澄ませたい人!のブログ

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八ツ場ダムについて考えて見た

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画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/八ッ場ダム

 

 

 

 

こんにちは!

 

がおっぴです!

 

台風19号はすごい勢力で中部地方、関東地方、東北地方に甚大な被害をもたらしました。

 

そんな中、関東地方の利根川の氾濫を支えたのが八ツ場ダム。

 

当初は2015年に完成の予定だったが、下記の経緯により、来年の春までに感性が延期されたようだ。

 

詳しい内容については、『八ツ場あしたの会』という下記サイトに詳しく掲載されている。

 

yamba-net.org

 

 

 

さて、今回今年の10月1日から試験貯水を行なっていた八ツ場ダム。


そのおかげで、今回の台風19号では最高貯水水位の10mまで貯水することができ、
吾妻川利根川の治水を行うことに成功した。八ツ場ダム事業としては5320億円の国の税金が投入されている。5320億円と聞くとどう思われるだろうか?H30年の子育て支援日が約6500億円ということを考えると、あのダムを作るだけで、国の1年分の子育て支援費と匹敵することになる。


これがよかったのかどうかについて、結果論ではあるが私は以下の2つを考えた。

 

1.今年の10月に試験貯水ができるようになってよかった。
2.国はこのような例をコツコツ積み重ねていくしかない。

 

ということである。

 

1.今年の10月に試験貯水ができるようになってよかった。

 

 今回の八ツ場ダムは本当にこれに尽きると思う。もし、この試験貯水があと1年・2年先だった場合どうなっていたのだろうか。吾妻川利根川は氾濫しなかっただろうか?氾濫した場合、関東一帯で何人の死者、行方不明者、また家屋の被害はいかなるものだったのか。そして、経済損失は何億円なのか。それを考えると、今年の10月に試験開始ができて本当に良かった。人命は何にも変えられないものだと思うので、建設、ダムの設置に関わった方は日本の英雄だと思う。

 

2.国はこのような例をコツコツ積み重ねていくしかない。
 
当時の民主党がダムの建設内容や費用について疑義を持ったこともしかたないとおもう。自民党政権からバトンを渡され、公共事業の内容を精査しなければ政権交代をした意味がない。でも当時の民主党を攻めることができるだろうか。なぜ、八ツ場ダムの建設にあれぐらいの費用がかかり、キャパシティをあれほどに設定したか詳細まではわからない。これも結局は結果論でしかない。ただ一つ言えることは、今八ツ場ダムがあってよかったということだ。今後政府は、無駄な道路舗装や意味もない公共事業に資金を投資するのではなく、中長期的にキチンと今回のことをロールモデルとして公共事業を計画し、国民に説明しなければならない。これを1つの成功事例として、今後予算や計画についてのあり方を考えて欲しい。

 

まだまだ今回の台風で河川が氾濫し、甚大な被害を生み出した地域がたくさん存在する。ダムを作るか堤防の強化をするかなど方法は様々あるが、住民、国民の安全が保証される内容で計画し、実施していって欲しい。

 

でわでわ〜〜